前回は実際に業務に使った機材の中でPC、オーディオインターフェイス、カメラとカメラスタンドについて紹介しました。
この辺は配信代行をやる上でコアとなる機材です。今日はその続き。
・スイッチャー
みんな大好きATEMシリーズを使用しています。この機材は配信におけるゲームチェンジャーですよね。
誰もが気軽にライブ配信をすることが可能となりました。実はこのATEMにもオーディオインターフェイスの機能があるのですが、音通堂配信代行ではこの機材のオーディオ機能は使用していません。
理由は2つあって、まず動作が不安定だということ。ATEM使ったことある人ならわかると思いますが、この機材って結構熱を持ちます。内部の処理にかなり頭を使っているご様子。トラブル回避のために別でオーディオインターフェイスを用意しています。
こうすればATEMになにか以上があったとしても音声はとりあえず配信続行できます。
もうひとつの理由は入出力と視認性です。
僕が知らないだけかもしれませんが、カメラ付属のマイク以外から音を持ってくるときにミキサーを使うと思うのですが接続がミニピンなのでノイズに不安が残ります。
また、何か音声にトラブルが生じた際にATEM内もしくはアプリですぐに異常を検知できないのも問題です。
どちらにせよスイッチャーと音声は切り離して運用したほうが事故が少なく安心です。
・HDMI分配器
今回のお仕事ではセミナー講師の方のPC内にあるパワーポイント資料を会場のプロジェクターと配信とを同時に展開する必要があったので分配器を用意しました。
ひとつの会場では問題がなかったのですが、もうひとつの会場では分配器から配信用(ATEMスイッチャー)に信号が来ないトラブルが発生したので、真っ先に分配器の障害を疑いました。
それぞれの会場で使用している分配器の形式が異なっていたからです。
しかし、セミナー講師がパワーポイントを立ち上げる前の、デスクトップ画面の時は普通に信号が来ていました。
パワーポイントがプレゼンモード(?)になった瞬間信号が遮断されてしまったのです。
結局詳しい原因は特定できなかったのですが、パワーポイントのプレゼンモードでアスペクト比が変更されスイッチャーが認識しなかった説、プレゼンモードを使うときにセミナー講師PCが画面拡張モードになり、その時に内部バッテリーからの電力供給不足から映像信号が弱くなった説、弱くなった信号を分配器がブーストしきれなかった説
の3つの原因のうちのどれか、または全部だという結論になりましたが、分配器は安い中華製ではなく、しっかりとアダプタのついた信頼できるものを購入することをおすすめします。
・スイッチャー用のモニタ
スイッチャーに取り付ける確認用のモニタです。僕たちは15.6インチのモバイルモニタを使用しています(メーカーは忘れた)。USBで給電できてHDMI入力がついているものです。
電源はなんでもいいと思いますが、ものによってはMini HDMIしか入力できないモニタもあります。
ATEM側の出力はHDMIですのでMini HDMIに入力する場合は変換か専用ケーブルを用意する必要がありますが、こういうところにトラブルの種は潜んでいます。HDMI入力ができるものがおすすめです。
今回の展示会で使用した機材と運用はこんな感じでまとまりました。
また、配信アーカイブも見れるようにしましたが、OBSで配信と同時に録画していれば配信の内容をすぐにクライアントに渡すことも出来ます。
そして、24配信してスタッフは3名(!)だけで完結しましたので、他業者さんには真似できない価格で配信が可能です。
詳しくは料金ページを見てくださいね!
ライブ配信代行業者の音通堂
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