生配信ライブ、ウェビナー、オンライン講習などオンラインを利用したサービスがここ数年増加してきました。そんなオンライン配信を実施するにあたってカメラのスペックはどのくらい必要?
どんなカメラが綺麗に写るの?
と思っている方もいると思います。今日はカメラについて説明します。
■オンライン配信に使えるカメラ
オンライン配信に使えるカメラは大きく分けると2種類あって
・ウェブカメラ USBアウト
・ビデオカメラ HDMIアウト
・ミラーレス一眼 HDMIアウト
・アクションカメラ HDMIアウト
・その他のカメラ HDMIアウト
■まず配信の仕組みとして
1.カメラ→2.映像信号(HDMI映像信号)→3.ビデオキャプチャー(データファイル化)→4.PC→5.ソフトウェア→6.インターネットとなります。
弊社の様なプロの配信代行業者の場合カメラ(数台)+マイク→ビデオスイッチャー+音響卓→PC+オーディオインターフェース→ソフトウェア→インターネットとなります。また会場が広い場所やカメラマンの動きが多い場合はカメラからビデオスイッチャーまでをwifeなどを利用し無線で飛ばすこともあります。
■ウェブカメラ
ウェブカメラは2と3をカメラ内で処理してくれるため直接PCに繋ぐ事が出来ます。
ただ一般的に販売されているウェブカメラの性能はイマイチで、zoomなどで対面会議するぐらいなら問題ありませんが、ウェビナーや生配信ライブには適していません。
15万円以上で高スペックのウェブカメラだとそれなりに良い映像が撮れるかもしれませんが。
■通常のカメラを使用する場合
・HDMIアウトがあるカメラであること。ただしHDMIアウトがあったとしてもHDMI出力画面がカメラの液晶と同じだと意味がありません。なぜかというと映像に録画時間やシャッター速度、ISOなどの情報が出てしまうからです。上記の情報をOFFに出来る機能があるカメラが必要です。
次に映像信号をデータファイルに変換するビデオキャプチャーというものが必要になります。安いもので1万円から数十万円するものであり、性能が良くなるほど遅延が少なく、4k対応などになります。
■解像度について
今時のカメラの解像度は高解像度の商品が多く、そんなに気にしなくても大丈夫です。1080p(フルHD)を撮影出来れば問題ありません。また4K配信とか8K配信をしたいと思っていても視聴者側が4K、8Kのモニターを所持してない事が多く、またインターネット環境によっては配信遅延がうまれたり、再生することすら出来なくなる為、5G回線が普及するまで必要ありません。
■大切なのはセンサーサイズ
カメラを購入するにあたって解像度ばっかり気にする方がいますがそれよりカメラの脳と言えるセンサーサイズが大切なります。
・センサーサイズとは
カメラにはいる光をキャッチして画像を作り出すイメージセンサーの事をいいます。このイメージセンサーが大きいほど暗所撮影などで映像が綺麗になり、動画のボケ感を表現することも可能になりより遠近感の強い映像を撮影することが出来ます。
センサーサイズは
中判→フルサイズ→APS-C→4/3→1型→1/2.3と細かくはまだありますが大きくはこよのうにわかれます。
スマホは1番小さい1/2.3サイズ多いでしょう。フルサイズが一般的にミラーレス一眼カメラなどの最上位モデルで使用されています。
価格相場は
・フルサイズで30万円+レンズ
・APS-Cで12万円〜 レンズセットで販売されている事が多いです。
・4/3サイズで5万円〜
■GoProは
GoProはセンサーサイズが未公開なのですが1/2.3サイズと言われてます。スマホと同じセンサーサイズですね。野外など明るいところではとても綺麗な動画を撮影出来るのですが室内などの暗所は画質が落ちてしまいます。またシャッター速度を調節できない為フリッカー現象がおきることもあります。GoPro8.9はGoPro Webcam デスクトップユーティリティというソフトを使用することでビデオキャプチャーが無くてもウェブカメラとして使用出来ます。
まとめ
暗い場所や映像クオリティを上げたい人はAPS-Cサイズ以上のカメラがおすすめです。
zoomなどのテレビ会議など、映像クオリティはさほど必要としていない方はウェブカメラで問題ありません。
■音通堂のオンライン配信代行は
センサーサイズAPS-C以上のカメラを使用しています。生配信、オンライン配信代行は音通堂にお任せ下さい。