とある総合展示会のセミナーブースにおきまして、2箇所同時配信を行いました。
内容としては、セミナー講師の方の顔をカメラで抜きつつ、プレゼン資料(パワーポイント)の画面を映す形でした。
音声に関しては今回は別の音響業者さんからいただきました。
使用した道具は、PC1台、オーディオインターフェイス、カメラ、カメラスタンド、スイッチャー、HDMI分配器、スイッチ確認用モニタです。
これをそれぞれ2会場分用意しました。各道具を紹介しつつ、運用の仕方などを共有できればと思います。
・PC
これはみなさんもおわかり、なくてはならない道具です。オープンソフトウェアの「OBS」というソフトウェアを軸に、配信はVimeoを使用しました。YoutubeやZaikoなど色々なサービスがある中、Vimeoは有料なので使用している方は少ないかもしれません。
しかし、有料ならではの充実サービスと、慣れてしまえばとても使いやすいユーザーインターフェイスが魅力です。
因みにPCはLENOVOのノートPCなのですが、映像処理がIntel CPUのオンボードなので本来配信にはあまり向いていません。
たまにCPUのオーバーロードでパソコンが爆熱になったり、予期せぬ不具合が発生することがあるので、私達もちゃんと独立したグラフィックボードがあるパソコンに買い換えるつもりです。
・オーディオインターフェイス
これも必須アイテムです。音通堂では音質、安定性、コストパフォーマンスの全てにおいて絶対の信頼を置いている「RME」社製のオーディオインターフェースを使用しています。
今回は会場にお客さんがいる状態で配信するので、講師の方のマイクの声が会場にも、配信でも聞こえる必要がありました。
会場には音響の方が音通堂とは別にいらっしゃったので、音響の方から音声をもらうのですが、この時にオーディオインターフェースが無いとPCに音声を取り込むことが出来ません(出来なくはないのですが、まぁほぼ不可能です)。
この、オーディオインターフェースを使うっていうのが配信ビギナーの方にとっては高いハードルになることでしょう。
音響やコンピューターミュージックの経験のある方なら割と操作が入ってきやすいと思いますが、音声のハードルはもしかしたら映像のハードルよりも高いかもしれません。
音響の知識は配信で大いに活かされます。今回も音響の業者さんは設置と撤去のみスタッフさんがついていたので、セミナー本番中は音響ミキサーの前に誰もいませんでした。マイクの音量調整とか、ちょっとしたトラブルに対応するために僕たち音通堂スタッフでミキサーをちょいちょいいじりました。
・カメラ
カメラは今回は会場につき1台のみ用意しました。音通堂の配信プランの中で一番リーズナブルなパッケージです。
詳しくはHPの料金詳細をご覧くださいね。
セミナー講師の方にカメラを向けて、冒頭で講師の方がお話しになるところを撮影していたのですが、プロジェクター周りに障害が生じてしまい、一部パワーポイント資料が配信できないというトラブルがありました。なので急遽カメラで会場のスクリーンを映して配信を見ている人に資料が見られるようにしました。
これは「その2」の記事にて詳しく書こうと思いますが、詳しい原因にたどり着くまでかなり時間がかかったので(しかもこちらではどうしようもできない問題だった汗)、少し離れた箇所からスクリーンを追えるカメラを持ってきてて正解でした。
・カメラスタンド
これは現場入りするまではなんでもいいやと思っていてたまたま音通堂では高級な部類のカメラスタンドを持ち込んだのですが、さっき書いたトラブルの解決に結果的に大いに役に立ってくれました。首振りがスムーズなスタンドって、意外とお値段張らないと変えなかったりするんですよね。
様々なメーカーがあるとは思いますが、体感としては3万円くらい超えないと業務に使えるスタンドは手に入らないんじゃないかと思っています。
というわけで、続きはその2をお楽しみに!
ライブ配信代行業者の音通堂
弊社は商品宣伝、ライブコマース、人物(ウェビナー・トーク配信)、音楽ライブ配信など様々なジャンルのライブ配信に対応しております。お客様のイメージするものに少しでも近づけるよう最善を尽くします。ライブ配信の代行業務は音通堂にお任せください。