【爆音ノイズを防げ!ライブ配信のハウリング対策】

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ハウリングとは、結婚式の挨拶の時に「え、えーただいまご紹介にあずかりmキィィィィーーーーーーーーン!!!」
てなるときの「キーン」の音のことです。

シチュエーションによって「ブゥーン!」とか「ホワァァーン!」とかがありますが、この音声トラブルはマイクとスピーカーの位置関係と周波数特性によって発生します。

マイクとは「音を入力させる装置」であり、スピーカーは「音を出力させる装置」ですよね。
これらの位置関係がある条件になったとき、ハウリングが発生します。

例えば、スピーカーにマイクを近づけるとハウリングが起こります。
これは、スピーカーから出ている音をマイクが拾う→マイクで拾った音をアンプが増幅させてスピーカーへ出力する→増幅された音をマイクが拾うという「音のループ」が発生することが原因です。

対処方法はいくつかありますが、一番簡単なのは、マイクの入力レベルかスピーカーの出力レベルを下げることです。しかし、音量を下げると本来欲しい音量に届かないことがあります。そのときはマイクとスピーカーの位置関係を変えてあげると解決することが多いです。

マイクの音量もそんなに上げてない、マイクとスピーカーの位置も問題ない、がしかしそれでもハウリングすることがあります。(ちなみに音楽業界ではハウリングすることを「ハウる」といいます)

この場合、ある一定の周波数の音が増幅されているケースが考えられます。
問題を解決するためには特定の周波数だけをカットすることが重要ですが、その特定の周波数を割り出すには専門的な技術が必要です。

ライブ配信のシチュエーションにおいても、現場にスピーカーを置くケースがよくありますので、このハウリング問題が起こる場合がありますし、ハウリングの不快なノイズがそのまま配信されてしまうこともあります。

しかし99%のハウリングは「ちゃんとした音響の人」が音声を操作すれば未然に防ぐことができます。ライブ配信のリハーサルをやるとき、私達は音声チェックの中で必ずハウリング対策を行います。
本番とリハーサルの環境が突然変わったとしてもハウリングを起こさないように、リハーサルの時点で音声の動向を予測します。

ちなみに音通堂ライブ配信では、今の所は本番でハウリングを起こしたことはありません。
ちゃんとした解決策を持っていないと、延々と「キーン!」に付き合わなければいけなくなりますから、すぐに原因を特定して対処する要のあるトラブルといえますね。

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